ニュージーランドドル週報(2022年9月第4週)

21日に開催されたFOMCでは市場の予想通り0.75%の利上げが決定されました。

ニュージーランドドル週報(2022年9月第4週)

NZ/円、短期は“NZ弱気”中期は“強気”を維持。

21日に開催されたFOMCでは市場の予想通り0.75%の利上げが決定され、また、FRBのメンバーによる、金利見通しも年末までに4.375%までの引き上げを予想していることが分かり、FRBのインフレ抑制姿勢の強さが確認されました。これを受けてドル全面高の展開となっています。また、9/22の朝方に発表された8月のNZ貿易収支は前月比▼24.47億NZj(輸出54.80億NZj、輸入79.30億NZj)となり、赤字幅が増えたことがNZ売りに繋がりましたが、その後の日銀金融政策決定会合では日本の金融緩和姿勢の継続が確認され、日本がマイナス金利政策を続ける唯一の国となったことから、円が急落、ドル/円は一時24年振りの円安水準となる145円台乗せとなりました。NZドルは対米ドルでは続落していますが、対円では下げ渋りの展開となっています。

チャートを見ると、日足は1月に付けた75.24を基点として下値を切り上げて来た流れから直近の日足(9/21)が若干下抜けた位置で終えており、下値リスクが点灯中です。この日足の抵抗が84.80-90にありますが、85円台で終えれば上値トライの可能性を残します。この場合でも86円台に乗せて終えるまでは下値リスクを残します。また、84.00-10にある中期的な下値抵抗を下抜けて終えた場合は、82円方向への新たな下落リスクが点灯します。日足の上値抵抗は84.80-90,85.20-30,86.00-10に、下値抵抗は84.00-10,83.10-20,82.00-10にあります。21日移動平均線は85.71に位置しており、これを下抜けた水準で推移しており、下値リスクが点灯中です。120日、200日移動平均線は84.64と82.36に位置していますが、82円を割り込んで終えた場合は、中期トレンドの変化にも注意が必要となります。

一方直近の週足は高値圏から陰線引けとなり、前週の上げ幅を失っています。新たな上昇トレンド入りした可能性を打ち消した格好となり、下値リスクがやや高い状態です。84.00-10に一段と強い下値抵抗がありますが、これを下抜けて越週した場合は下落余地がさらに拡がり易くなります。逆に86円台で越週すれば、反発、上昇に転ずる可能性を残します。週足ベースで見た上値抵抗は86.00-10,87.00-10,87.50-60に、下値抵抗は84.50-60,84.00-10,83.00-10にあります。31週、62週移動平均線は83.97と80.91にあり、中期トレンドをサポートしています。

NZ/円、短期は“NZ弱気”中期は“強気”を維持。

9/21現在、31週、62週移動平均線は83.97と80.91にあり、中期トレンドをサポート中。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る