米債券利回り低下がドル売り誘引(2016年9月28日)

ユーロドルは

米債券利回り低下がドル売り誘引(2016年9月28日)

ユーロドル:9月28日のファンダメンタル分析

欧州市場ではドイツ銀行の経営不安を材料にユーロ安の動きとなりましたが、こちらも想定内の動きで最近のレンジ内での動き自体には変化が見られませんでした。NY市場ではドル円が100円台半ば、ユーロドルは1.12台前半と依然方向感が出にくい地合いのままで一日を終えています。

ユーロドル:9月28日のテクニカル分析

ユーロドルは、ドイツ銀行の経営不安の話が重石となりましたが、資本増強等で対応可能なレベルであって、新たな不安が出てこなければ想定内という見方でよいでしょう。ただ、ここに来てポンドが弱い動きとなっていることや、上値の重い株価の動きが欧州株にも波及する可能性もあり、1.12台後半よりもユーロ高の水準を積極的に買う動きは見られません。いっぽうで1.11台前半でも現状は買いが出てくるため、四半期末を前にもみあい継続となりやすい状況です。本日は、1.1240レベルをレジスタンスに、1.1180レベルをサポートとします。

今日のレンジは、1.1150~1.1250

ユーロ円は、ユーロドルの売りの動きから昨日は下げる展開を辿りましたが、リスクオフの懸念が残る市場環境の中では、ドル円とともに円買い(ユーロ売り)が出やすい通貨ペアとなります。ユーロ単体での悪材料もありますので、基本的に戻り売りを考えることとなります。本日は112.90レベルをレジスタンスに、112.20レベルをサポートとする流れでしょう。

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