オーストラリア 7月住宅建設許可件数の予想
(日本時間2022年8月30日朝10時30分発表予定)
明日の早朝、豪州の7月住宅建設許可件数が公表されます。前回6月は予想を上回りましたが、前月比マイナスでした。今回7月は前月よりも更に悪化する予想になっています。2月の前月比+37.9%と5月の同+11.2%が強烈なプラスでしたので、その反動が残っているようです。
(今回発表予想)8月29日14時00分現在
@ 前月比
(今回7月予想分は青の矢印、緑はゼロ)
A 前年比
(今回7月予想分は青の矢印、緑はゼロ)
また今年に入り、政策金利引き上げが続き、住宅関連指標への影響が大きくなっています。金融政策記者発表要旨内でもここ数ヶ月の住宅価格が下がっていることを確認しています。
上図を見ても、前年比ではまだマイナスになっており、2020年下半期から2021年上半期までの回復度合いが非常に大きく、その影響で前年比がマイナスになっています。ここ数ヶ月はやや右肩上がりで改善を示していますが、水面上にならない限りはまだ弱いとみられそうです。
豪ドル米ドルの相場はシカゴポジション349を御参照願います、
今日発表された7月小売売上高は予想を上回る結果(+1.3%←予想+0.3%)でしたが、発表後に20ピップス程度豪ドルが買われただけで、売り場提供になった相場付きです。金曜日、ジャクソンホールでパウエルFRB議長が物価抑制先行の利上げ継続発言で、世界経済のリセッション懸念も生じたことで、オセアニア通貨が大きく売られています。明日の数値が予想を下回った場合に弱い豪ドルが更に売りとなるかを見たいと思います。
(8月29日15:45、1豪ドル=0.6111米ドル)
オーダー/ポジション状況
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