ムーディーズ、トルコの格付引き下げ(2016年9月26日)

格付け会社のムーディーズは23日金曜日のニューヨーク時間終了間際にトルコの自国通貨建て長期格付けを従来のBaa3から「投機的」水準であるBa1に引き下げました。

ムーディーズ、トルコの格付引き下げ(2016年9月26日)

ムーディーズトルコの格付を投機的に引き下げ

格付け会社のムーディーズは23日金曜日のニューヨーク時間終了間際にトルコの自国通貨建て長期格付けを従来のBaa3から「投機的」水準であるBa1に引き下げました。見通しは「安定的」。ムーディーズは2013年5月に同格付けをBa1からBaa3に引き上げましたが、今年の7月以降下げ方向でのウオッチとなっていました。
尚、同じく有力格付け会社のS&Pはすでに今年7月に同格付けを同じ投機的水準であるBB+に引き下げており、見通しもネガティブとしていました。

これを受けて週明けの外国為替市場ではトルコリラが急落。対円で前週末の34.18レベルから33.69まで、対ドルでは同じく2.9688から一時2.9955まで売り込まれています。

格下げの理由についてムーディーズはトルコの景気減速や、クーデター未遂後の政治的不安定が信用の低下をまねいており。この状況が2-3年は続くと考えられていることを挙げています。

トルコは財政赤字や、対外債務の返済を海外からの資金でまかなっており、今後信用の低下に伴い資金の逆流がおき、最悪国際収支が危機的状況に陥る可能性があります。

この決定を受けてエルドアン大統領はインタビューに「まったく気にしない」などと述べています。

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