ユーロドル1.01台前半に下落、ZEW景気指数の不冴え等受け
16日の東京市場でユーロドルは横ばい後に続落。朝方1.0161レベルで取引が始まったユーロドルは、日中は新規材料難から1.0149-70の狭いレンジでの取引に終始しました。しかし夕刻独8月ZEW景気指数発表を前に下値を切り下げながら乱高下。ZEWの期待指数が前月、市場予想を下回ると一時1.0125まで下げて、東京時間19:30現在は1.0134レベルで取引されています。
昨晩海外市場では中国の経済指標不冴えに端を発した原油価格の下落や、独PPIの低下等から米国時間にかけてユーロドルは安値1.0155まで下落、そのまま安値圏でアジア時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは昨晩からの下落で、21日線を下放れ、1.0160レベルの基準線も下抜けて、ユーロ売り地合いが強まっています。7/14につけた安値0.9952から8/10の直近高値1.0368までの反発の半値戻し(基準線と同じ1.0160)も達成、61.8%戻し1.0111が現在のターゲットです。欧州経済の先行き不透明感がユーロドルを押し下げる一方で、欧州株は堅調推移するややちぐはぐな動きとなっており、各市場とも落ち着きどころを探る動きです。
序盤の欧州主要株価指数はおおむね堅調推移。今晩この後は21:30に米7月住宅着工件数、22:15に米7月鉱工業生産、設備稼働率の発表が予定されています。
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