FOMC結果を受けて(22/7/28)

6月FOMCに続き7月FOMCでも0.75%利上げとWSJのFEDウォッチャーであるティミラオス氏のリーク記事通りとなりました。

FOMC結果を受けて(22/7/28)

FOMC結果を受けて

6月FOMCに続き7月FOMCでも0.75%利上げとWSJのFEDウォッチャーであるティミラオス氏のリーク記事通りとなりましたが、2回続けて0.75%利上げとなったことで誘導目標は2.25〜2.50%となり、3月の初回利上げからわずか5か月で2.25%もの大幅利上げが進んだこととなります。

次回は9月FOMCとなりますが、7月FOMC後の2.25〜2.50%から今後どのような利上げが行われると予想されているのか、FF先物の主要限月の取引水準から見て行くこととしましょう。

FOMC結果を受けて

上から9月、12月、23年3月、23年6月の取引水準を金利に換算したものですが、12月3.275%、23年3月3.300%と12月時点と23年3月時点とでほぼ同水準となっています。より細かく毎月の水準を見ると、23年1月限がピークで3.325%と今回の引き締めの誘導目標は3.25〜3.50%であること。

今後の状況次第ではあるものの12月FOMCで同水準まで利上げが行われた後、どこで緩和に転じてもおかしくはないという状況になっていることがわかります。本日時点では23年5月まではピーク水準での政策金利が維持される見通しでの取引ですが、23年6月か7月FOMCでは3.00〜3.25%へと利下げされるという見通しでもあります。

利上げ局面で既に次の緩和サイクルを見通しているという動きに違和感を感じるかもしれませんが、インフレ退治のためには景気後退リスクも厭わないという米国政府、FRBのスタンスから考えると全く不思議ではありません。

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