続・FOMC結果を受けて(22/7/28)

前のコラムではFOMC結果を受けて、政策金利のピークは3.25〜3.50%であり、そのピークをつけるのが12月となりそうなことをFF先物の推移から見ました。

続・FOMC結果を受けて(22/7/28)

続・FOMC結果を受けて

前のコラムではFOMC結果を受けて、政策金利のピークは3.25〜3.50%であり、そのピークをつけるのが12月となりそうなことをFF先物の推移から見ました。このピーク水準と時期は以前に比べると低く手前になってきています。その背景としては、先週金曜の米国サービス業PMIが50を割り込むなど、米国においても景気後退リスクが広がってきていることがあります。

米国景気後退の目安として、短期債と長期債の利回り逆転はよく言われますが、7月に入ってから米国の2年国債利回りが10年国債利回りを上回る状態が続いていて、経験則的に今後1年以内にリセッション入りの可能性が高いこともFRBによる緩和への転換が思ったより早いタイミングで起こることの裏付けとなりそうです。

2年債と10年債のスプレッド(利回り差)を長期的に見てみましょう。

続・FOMC結果を受けて

過去20年程度のスプレッド推移とサブチャートにはFF先物の推移を示しました。

古い順に見て行くとラインマーカーで示した時期がスプレッドがマイナスになった長短金利逆転の時期で現在を含めて4回ありますが、過去3回とも長短金利逆転後すぐに政策金利が緩和局面に転換していることもわかります。

年内は利上げが続くと思いますが、FF先物の取引水準が示すように23年半ばには緩和への転換を見ることとなる可能性は高いと言えるでしょう。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る