日本時間2022年7月27日10時30分発表予定
(今回発表予想)7月26日10時半現在
明朝、豪州の2022年2Q消費者物価指数が発表されます。前回1Qは前期比・前年比共に予想よりも上回りました。今回の2Q前期比は+1.9%予想と伸び率としては下がりますが、年率では+6.3%まで上昇します。また前期比では予想レンジ上限が+2.8%まであるので、予断は許さない感じです。下図(1)を見ると、青の前期比はやや下がっていますが、オレンジ色の移動平均線はまだ拡大を続けています。3期前は+1.3%でしたので、次回3Qの数値がこれ以下にならないとオレンジ色は上昇を続けることになります。
(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均
赤はゼロで、今回予想値は黒線より右側
下図(2)を見ると、2021年1Q以降のCPIとオレンジ色の政策金利との乖離が大きくなっていましたが、豪州中銀は政策金利引き上げでやっと追随してきました。2Qの利上げ幅は0.1%⇒1.35%ですので、幅が1.25%になり、丁度CPI年率の四半期上げ幅1.2%と同じになっています。この乖離幅を見る限り、まだまだインフレ抑制には中銀の利上げが継続すると思われます。
(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較
中銀インフレ目標値は赤い線(2〜3%)
下図は豪ドル米ドルの週足チャートです。2021年2月末からの抵抗線A(=0.7560)で豪ドル安の流れになっています。ラインB(=0.6740)は昨年8月底値からの各底値を結んだ線になっています。AとBは平行ではありません。先々週に0.6682の底値を付け、このBを下ヒゲだけ抜けましたが、終値はほぼ0.68まで戻して長いヒゲとなり下値トライ失敗になっています。現在は豪ドル下落時に止められたC(=0.6980〜0.7000)に向けて戻り高トライになっています。もしCを越えれば4月中旬高値からのD(=0.7050)までの上値余地が広がります。シカゴポジション344内で日足ベースの抵抗線0.7000を含めてどこまで戻れるかを探る流れになっています。
(7月26日12:50、1豪ドル=0.6960米ドル)
オーダー/ポジション状況
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