NZ/円、短期は“NZ弱気”。中期は強気を維持。
今週はNZ独自の注目材料はなく、各国中央銀行の利上げ継続姿勢が強まる一方で、世界経済の先行きに不透明感が増しており、今週はリスク回避のドル買いの動きがやや優勢となっています。こうした中で、NZドルは対米ドル、対円で上値の重い展開が続いています。
チャートを見ると、日足は、1月につけた75.24を基点として下値を切り上げる流れを維持していますが、6/21につけた86.58を戻り高値として上値を切り下げる流れに入っており、85円台を回復して引けるまでは上値余地も拡がり難い状態です。また、1月の75.24を基点とするサポートラインの下値抵抗が82.00-10にありますが、割り込んで終えた場合は短期トレンドが変化して、下落余地がさらに拡がり易くなります。日足の上値抵抗は84.30-40,84.60-70,85.00-10に、下値抵抗は83.40-50,83.00-10,82.30-40にあります。21日移動平均線は84.76にありこれを下抜けた位置で推移しており、短期トレンドは下値リスクがやや高い状態ですが、120日、200日線は82.05と80.78に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れを維持しています。
一方直近の週足は陰線引けとなり、6/8につけた86.81を直近高値として上値を切り下げています。1月につけた75.24を基点として下値を切り上げる流れを維持しており、調整下げの範囲内に留まっていますが、82円を割り込んで越週した場合は短期トレンドが変化して下落余地がさらに拡がり易くなります。逆に85円台を回復して終えれば下値リスクがやや後退、85.80-90の抵抗を週足の実体ベースで上抜けて越週した場合は、“NZ強気”に変化して上値余地がさらに拡がり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は84.80-90,85.40-50に、下値抵抗は82.00-10,80.00-10,79.10-20にあります。31週、62週移動平均線は81.14と79.68にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。
7/7現在、31週、62週移動平均線は81.14と79.68にあり、中期トレンドをサポート中。
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2022.07.11
N$シカゴポジション(2022年7月5日現在)
先週のシカゴは、ロング1,900枚増、ショート3,600枚増となり、差し引きは1,700枚のネットショート増になりました。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2022.07.04
N$シカゴポジション(2022年6月28日現在)
先週のシカゴは、ロング2,900枚減、ショート3,000枚減となり、差し引きは僅か100枚のネットショート減でした。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。