米6月ISM製造業景況指数の予想
(今回発表予想)2022年7月1日9時現在予想
本日23時、米国6月ISM製造業景況指数が発表されます(今回予想は下記チャート青色矢印の先端部分)。前回5月は予想を上回る結果となり、3ヶ月連続低下から戻しました。今回は再度下落予想となっており、2020年7月以来の低水準になっています。今日改定値が発表される6月PMI製造業景況指数は既に52.4まで下がっているので、下降トレンドが継続しています。まだ好悪判断の50を上回っているものの、反転するにも数ヶ月掛かりますので、そろそろ下げ止まりの数値が欲しいところです。
またアトランタ連銀GDPナウは6月30日に改定値が発表されましたが、2Q・GDPは▼1.0%予想になり、前回6月27日時点の+0.3%から大幅に下落しています。1Q・GDPは既にマイナスでしたので、2期連続マイナスの可能性も出てきました。FRBはインフレ沈静化先行で大幅利上げ継続になっていますが、大幅利上げが景気を冷やす懸念も念頭に置く必要ありそうです。
ISM製造業景況指数(青)とPMI製造業指数(オレンジ)
(青の矢印は今回予想値、青の横線は2018年時高値61.3)
下図はドル円の週足チャートです。昨年初の底値からのドル高サポートがA(=116円10銭)にあります。そして今年3月初旬底値からの急激なドル上げサポートがB(=131円10銭)にあり、ここから平行に上げたC(=137円80銭)とD(=139円80銭)が上値の目安になっています。前者は6回程度上値抵抗線として機能しています。Dは4月25日週の高値(131円35銭)に合わせただけで、まだ1度だけですので参考程度です。従いまして現状ではBとCの131円10銭〜137円80銭が大きなドル高トレンドのレンジになっています。
さて、今週足ですが週初の寄りが135円05銭で、昨日までは陽線となっていますが、もし今日のNY終値で135円未満の場合は陰線になり、ここ2手では上ヒゲ長い線となり、来週のドル上げ継続には格好の悪い形となります。従いまして、その終値次第で来週以降は先に下押しの展開も想定する必要があります。押しの目途としてはサポートE(=134円40銭)に窓が空いており、もう1つがF(=131円35銭〜45銭)です。ここはBにも近いので重要なサポートになります。逆に136円台で終われば、新高値トライの流れは継続しており、Cが上値ポイントになりそうです。現在のスポットは135円15銭〜20銭位ですので、今日の攻防は重要になりそうです。
(7月1日12:40、1ドル=135円18銭)
オーダー/ポジション状況
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