ランド円レポート月曜版
まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですがランド円は「7.00レベルをサポートに、7.25レベルをレジスタンスとする」流れを予想しました。実際のレンジは安値が6.99レベル、高値が7.25レベルと、予想通りの値動きとなりました。
今週ですが、明日は日銀金融政策決定会合に加えFOMCと、明日水曜の後場までは完全に様子見、そしてドルの材料も円の材料も日米の金融政策イベントに完全に支配を受ける週となります。現在の双方の影響については週報にまとめましたので、そちらをご覧いただくとして、結論から言えば今回の同日イベントは円高リスクが高いと考えられます。
いっぽう、南アフリカの材料は細かい経済指標等はありますが、流れを変えるほどのものではありません。しかし、最近のランド円の動きはドル円での円高の動き以上にドルランドでのランド高が強く底堅い動きを示しています。それぞれの日足チャートを並べたものをご覧ください。
ドルランド ランド円 日足
上段がドルランド、下段がランド円です。ドル円同様に直近ではドル安・ランド高の動きですが、ランド円は先週6.99レベルの安値を付けて以降反発し、現在では9月高値(7.35)を試そうとしているチャートです。8月下旬も先週も7.00円の大台を試しながらも抜けられず反転したことで、短期的には7.00は強いサポートとなってきたと考えられます。
もちろんドル円単体では円高リスクを考えていますので、上値も限定的なものになると見ていますが、8月高値7.65と先週安値6.99の61.8%戻しとなる7.40がターゲットとなっています。今週は7.15レベルをサポートに、7.40レベルをレジスタンスとする週を見ておきますが、イベント後の東京勢が不在となる木曜の動きには注意が必要です。
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