ランド円レポート月曜版(2022/6/6)

先週のランド円は、安値が8.11レベル、高値が8.42レベルと、予想よりもかなりランド高水準の一週間となりました。

ランド円レポート月曜版(2022/6/6)

ランド円レポート月曜版

〇先週のランド円、安値が8.11レベル、高値が8.42レベルとランド高水準の一週間
〇中国のロックダウンが6月から解除されることを期待しドルランドでランド買いの動き
〇ドル円が週初から株高のリスクオンで円売りとなった動きも寄与し金曜日に8.4円台乗せ
〇今週は7日の1〜3月期GDP、8日の5月企業信頼感など連日経済指標の発表あり
〇今週は8.20レベルをサポートに8.55レベルをレジスタンスと上昇ペースがやや鈍る一週間とみる

まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが、「サポートラインも重なる大台8.00レベルをサポートに、テクニカルなターゲットに近い8.25レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が8.11レベル、高値が8.42レベルと、予想よりもかなりランド高水準の一週間となりました。

先週のランドは、中国のロックダウンが6月から解除されることを期待したドルランドでのランド買いの動き、またドル円が週初から株高のリスクオンで円売りとなった動き、双方がランド円の上昇に寄与する流れで週を通してランド買いの動きが続き、3日金曜には4月20日以来の8.4円台乗せとなりました。

特段大きな材料があったわけでは無くどちらかというと外部要因による期待感からこれまでの上昇トレンドをやや加速させたといった印象です。今週は南ア関連の材料としては7日の1〜3月期GDP、8日の5月企業信頼感、9日の1〜3月期経常収支など連日経済指標の発表がありますが、ドルランドの流れを大きく変えるほどの数字は出にくいかと思います。先週は比較的強い数字が出ていたことを考えると、今週もネガティブなサプライズは無いかという印象です。

テクニカルには上昇ペースが速くなってきたので日足チャートから見て行きましょう。

ランド円レポート月曜版

4月高値と5月安値の61.8%戻しは達成し、現状は78.6%(61.8%の平方根)戻しの8.53が次のターゲットとなります。近いところで8.55、4月高値圏でもみあった8.60といった水準が見えてきますが、ドル円での円安ペースが今週も続くかどうかの方が要因としては大きいように思います。

いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)もご覧ください。

ランド円レポート月曜版 2枚目の画像

これまでの上昇チャンネルを上抜け、上側のラインをサポートとした動きになっています。上にある水平線は日足チャートで見た8.53となっていますが、すぐにでも到達しそうな距離ではあります。

ドル円の週報においてドル円の上値トライはあっても大きくは抜けにくいという見方を示しましたので、そこから考えると上値は8.55をターゲットと考えたいところです。一方で下値は上昇チャンネルの上側のラインとするとあまりに近いため、先週前半にややもみあった8.20レベルを考えます。

今週は8.20レベルをサポートに8.55レベルをレジスタンスとランド円でも上昇ペースがやや鈍る一週間を見ておきます。

注:ポイント要約は編集部

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る