NYダウアップデート(2016年9月15日)

前回のNYダウのアップデートから1か月以上が経過しました。

NYダウアップデート(2016年9月15日)

NYダウアップデート

前回のNYダウのアップデートから1か月以上が経過しました。前回時点では米国の主要株価指数は争うように史上最高値を更新していましたが、現状は米国の利上げ思惑を懸念した調整の売りに高値(現物18668.44)から昨日安値(同17992.21)まで、700ドル近い下げとなっています。

NYダウの上値の重さは日経平均株価にも影響し、9月初めこそ円安も手伝って17000円の大台に乗せていたものの、じりじりと水準を下げ、株式市場からのリスクオフの動きが為替市場にも波及しそうな地合いとなってきています。今後のNYダウの展開次第では各市場へ与える影響も大きいため、現状でのNYダウ(現物)について日足チャートを使い、テクニカルな観点から今後の展開を考えておくことにします。

              NYダウ日足

              NYダウ日足

チャートを見るとわかる通り、7月にそれまでのレジスタンス(オレンジ点線)を上抜いてから最初の史上最高値へと上伸し、その後8月の再び最高値更新を見たものの9月の下げでトリプルトップ状のフォーメーション(水色点線)を形成していることがわかります。

このトリプルトップのネックライン(水色実線)の高さをネックラインから下げた水準を現在の下げトレンドのターゲットと考えると、17800ドル水準が視野に入ることとなり、また先ほどの抜けたレジスタンスを延ばすと現状は同水準に位置していることもわかります。

また、フィボナッチ・リトレイスメントから年初来安値(17063.08)と史上最高値の押しを計算すると、半値押しが17865.76、61.8%押しが17676.33とこれらの計算値からも、もう一段の下げを見た方が落ち着きどころとしては良い水準であることがわかります。

米国の利上げは9月に無くても年内のFOMC(12月が濃厚)で行われる可能性は高く、それを考えるとNYダウをはじめ米国株式市場は下値圧力がかかりやすい秋を迎えると見ておいた方が良さそうです。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る