ドル円103円挟み、日経平均下落
米株下落を受けて日本株も連れ安
昨晩の海外市場では原油先物価格が下落したことをきっかけに、米国株が大幅に下落。一方ドル円も一時はリスク回避の円買いに傾きかけたものの、中長期的にドルの金利が上昇し、ドルは買われていくとの金融機関のレポートもあり逆にじりじりと上昇。
海外の流れを受け東京市場ではドル円は103円挟みで取引が行われたことから、日本株は下落はしたものの円安が輸出関連株等を支えたため大幅下落とはなりませんでした。
市場では来週の日銀政策決定会合での「総括検証」や追加金融緩和をめぐってさまざまな情報が錯綜しており、不透明感から方向感を出しにくい状況が今日も続きました。
日本の金融政策の見通し不透明感強まる。
日銀の来週の政策については昨日まではマイナス金利の深掘りとイールドカーブのスティープニングを軸に実施されるものとのコンセンサスができつつありましたが、今日は「日銀内部でも長期国債を買い増すべきとの議論が出ているとの報道もあり再び不透明感が強くなってきています。
これから一週間については日米金融政策、特に日銀のスタンスをめぐる報道に一喜一憂する不安定な相場が続くことになりそうです。
今晩の米経済指標は20:00にMBA住宅ローン申請指数、21:30に輸入物価指数です。
序盤の欧州株価指数先物はおおむね堅調に推移。
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