ドル円101円台後半、日経平均小幅反発(2016年9月13日)

ハト派とみなされていたFRB関係者の相次ぐタカ派への「転向」発言に

ドル円101円台後半、日経平均小幅反発(2016年9月13日)

ドル円101円台後半、日経平均小幅反発

ブレイナード理事発言に状況緩和

昨晩は、ハト派とみなされていたFRB関係者の相次ぐタカ派への「転向」発言に年内利上げ観測どころか9月利上げまでささやかれ始めていた中、FOMC前最後の発言となる、ハト派ブレイナード理事の未明の講演に注目が集まりました。
結果は、期待を裏切らないハト派色の強い内容で、フィリップスカーブの平坦化で失業率が低下しても物価が上昇しない状況が続いていること、「自然利子率」ゼロないしゼロ近辺まで低下している可能性があること、経済が予想より強かった場合のコストは予想より弱かった場合のコストを下回ることなど、早期の先制的利上げには慎重な見方を示したものとなりました。
これを受けて米国の早期利上げ観測は急速に後退、未明の海外市場では米国株が買い戻され、先週末の下げの大部分を取り戻すと同時にドルが売られ、ドル円は101円台後半に下落しました。

ドル円は海外の流れを受けての円高、日本株は小幅上昇

明けて東京市場では、株価は円高を嫌気して上げ渋り小幅上昇にとどまり、日経平均は56円高の16,729円で終了、ドル円は一時101.50を割り込む局面もありましたが、101円台後半での取引にほぼ終始しました。
米国はFOMC前の要人が発言を慎む「ブラックアウト」期間入りその直前に過度の利上げ期待が後退して落ち着きを取り戻した形です。
米国の9月利上げはほぼないものと思われますが、これから一週間、市場は日米金融イベント前の神経質な動きとなりそうです。
本日米国で材料視されそうな大きな指標の発表等はありません。

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