ドル円横ばい、日本株は急落(2016年9月12日)

FRB高官の意外なくらいタカ派よりの発言から、金利先高感から先週末米国市場で株式が大幅に下落した流れを受けて、

ドル円横ばい、日本株は急落(2016年9月12日)

ドル円横ばい、日本株は急落

FRB高官のタカ派発言から、金利先高感から先週末米国市場で株式が大幅に下落した流れを受けて、週明けの東京では株が大幅に下落、日経平均は292円安の16,672円で終了しています。
一方ドル円は、ドル金利上昇の要因と株安の連鎖によるリスクオフの要因の綱引きとなり、102円台半ばを中心に揉みあいました。

尚、本日朝発表となった7月の本邦機械受注は前月比4.9%増と二ヶ月連続のプラス、事前予想の-2.9%を大幅に上回り内閣府は9ヶ月ぶりに基調判断を「足踏みが見られる」から「持ち直しの動きが見られる」に上方修正しました。

先週末はハト派とみなされていたタルーロ理事のインフレ警戒発言で株価が下落したこともあり、今晩いくつか予定されているFRB関係者の発言のうち同じくハト派とみなされているブレイナード理事の深夜2時15分からのシカゴでのスピーチに注目が集まっています。

とはいっても9月に米国が利上げを行う可能性は未だ3割程度とみなされていて、決して高くはありません。最近のFRB関係者の発言からは、ぎりぎりまで経済指標をチェックして内容次第では利上げの可能性はあるので、いざというときに必要以上のサプライズとならないよう地均しをしているものと理解できます。
今週から来週にかけては日米金融政策の思惑に振り回されるのはやむをえないところでしょう。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安の商状となっており波乱含み。

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