ユーロドル1.04挟みでの小動きの後、夕刻小幅上昇
16日の東京市場でユーロドルは小動きに終始。朝方1.0407レベルで取引が始まったユーロドルは、1.0389-1.0416の狭いレンジでの上下を繰り返しました。夕刻欧州勢参入後はやや上値を拡大し、一時1.0436まで上昇後、東京時間18:30現在は1.0423レベルで取引されています。
夕刻ECB理事会メンバーのビルロワドガロー仏中銀総裁が「弱すぎるユーロは物価をECBの目標まで下げる取り組みを脅かす可能性がある」と発言したことがユーロを押し上げた一方で、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟申請が具体化する中でロシアの強硬姿勢が強まっていることがユーロの頭を重くしています。
テクニカルにはユーロドルは今年2月からの下落トレンドの下限付近で推移。トレンド下限は本日1.0363レベルです。一方先週半ばまで頭を抑える形だった転換線(本日1.0496レベル)からは下放れして、ややユーロ売り地合いが強まっています。
序盤の欧州主要株価指数はまちまちの動き。今晩この後は21:30にNY連銀製造業景況指数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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