ユーロドル一時21日線付近に回帰、ECB関係者のタカ派コメント合唱に (4/21夕)

21日の東京市場でユーロドルは急反発。

ユーロドル一時21日線付近に回帰、ECB関係者のタカ派コメント合唱に (4/21夕)

ユーロドル一時21日線付近に回帰、ECB関係者のタカ派コメント合唱に

21日の東京市場でユーロドルは急反発。朝方1.0852レベルで取引が始まったユーロドルは米長期金利が日中再び上昇に転じたことでじり安推移し、昼過ぎには一時1.0824の安値をつけました。その後は米長期金利とともに方向感を失った形となり1.08台前半での取引は続きましたが、夕刻ECB関係者のタカ派発言が相次いだことで急反発、1.0936の高値をつけ東京時間19:00現在は1.0913レベルで取引されています。

イースター休暇明けも方向感の定まらなかったユーロドルですが、昨晩のカザークスラトビア中銀総裁に続き、本日はベルギー中銀ウンシュ総裁、ECBのデギントス副総裁が相次いで7月利上げの可能性を示唆したことで、久々に動意づきました。
ただ、その後ラガルドECB総裁が「金融政策は今後のデータ次第」と述べたことでユーロ買いはやや勢いを失いつつあります。ロシアのウクライナ侵攻以降、地政学リスクの欧州経済への負の影響懸念のあまり、金融政策の正常化という観点では米国要因主体で動いてきた為替市場ですが、欧州域での金融政策の変化の兆しとなるか注目されます。

テクニカルにはユーロドルは、本日の上昇で一時1.0924レベルを下降中の21日移動平均線を上抜ける動きとなりました。本日終値レベルでの21日線との位置関係は要注目。

序盤の欧州主要株価指数は、企業収益の改善期待にほぼ全面高。今晩この後は21:30に米フィラデルフィア連銀製造業景況指数および新規失業保険申請件数、23:00にユーロ圏4月消費者信頼感指数、26:00にはパウエルFRB議長とラガルドECB総裁がIMFのパネルディスカッションに参加予定です。

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ユーロドル日足

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