ドル円超長期チャート
昨日の東京市場でドル円はついに2015年高値を上抜け126円台前半と2002年以来の高値を見ることとなりました。2002年というと20年前ですが当時のドル円は、年初に135.16レベルの高値をつけ、7月には115.49レベルと一気に円高が進んだ年前半でした。また株式市場は日経平均が1万円を割り込む水準から12,000円台を回復後に8200円台まで下げるなど金融市場はかなり動きが目立った一年でもありました。
為替市場に話を戻すと大きくは同年から2011年の75円台まで大きく円高が進行し、2011年を大底に直近までは円安に回帰していくという動きです。四半期足チャートをご覧ください。
水色の点線で左右反転イメージを示しましたが、2015年高値を上抜けたことで現在は2002年高値135.16レベルを試しに行く流れにあると考えられます。その手前にも心理的な大台130円、値幅観測的に132円といった水準もありますが、日銀による大規模緩和継続と円安容認のメッセージに変化が見られるまでは、簡単には止めることが出来ない円安トレンドへと入り込んできたと言えます。
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