ニュージーランドドル週報(2022年4月第2週)

NZドルは対ドルで0.70台前半から0.68台後半へ反落、対円では小じっかりの展開となっています。

ニュージーランドドル週報(2022年4月第2週)

NZ/円、短期は調整色のやや強い展開。中期は“NZ強気”。

今週はNZ独自の注目材料の発表はありませんでした。日本と諸外国との景況感格差や金融政策の違いを反映した基本的な円安の流れには大きな変化が認められませんが、円安が急ピッチで進んだことに対するスピード調整の動きやFRBが利上げやバランスシートの縮小を速いペースで進める可能性が高くなったことから、米金利の上昇に伴うドル買いの動きが強まり、ドルが全面高となる中で、NZドルは対ドルで0.70台前半から0.68台後半へ反落、対円では小じっかりの展開となっています。

チャートを見ると、日足は、1/28に付けた75.24を基点として下値を急角度で切り上げる流れを維持しており、短期トレンドは強い状態にあります。一方で、先週初に86.95の直近高値を見た後はやや上値の重い展開が続いており、86円台に実体を戻すまでは上値余地も拡がり難い状態です。短期トレンドは、84円を割り込んで終えない限り、大きく変化しません。日足の上値抵抗は、85.60-70,86.00-10,86.50-60に、下値抵抗は85.00-10,84.60-70,84.20-30にあります。21日、120日、200日移動平均線は83.45,79.14,78.48に位置しており、短期トレンドは“NZ強気”の流れを変えていません。但し、84円割れで終えた場合は下値リスクが点灯します。可能性が低いと見ますが、82円割れで終えた場合は“NZ弱気”に変化します。逆に、86.50超えで終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。

一方直近の週足は、実体が小さく上ヒゲのやや長い陰線引けとなりました。上値トライに失敗した反動で急伸にも繋がり難い形ですが、下値を急角度で切り上げる流れを維持しており、トレンドの崩れはありません。今週は下値を攻めきれずに反発に転じていますが、86円台にしっかり乗せて来るまでは上値余地も拡がり難い状態です。週足ベースで見た上値抵抗は85.60-70,86.40-50,87.00-10に、下値抵抗は84.80-90,84.00-10,82.50-60にあります。31週、62週移動平均線は78.99と78.26にあり、中期トレンドをサポート中です。可能性が低いと見ますが、82円台を維持できずに越週した場合は一段の下落リスクが生じます。

NZ/円、短期は調整色のやや強い展開。中期は“NZ強気”。

4/7現在、31週、62週移動平均線は78.99と78.26にあり、短・中期トレンドをサポート中。

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