豪州政策金利決定会合要旨 (2016年9月6日)

豪州準備銀行(中銀)政策金利  現行の1.50%で据え置き決定。(市場の予想通り)

豪州政策金利決定会合要旨 (2016年9月6日)

豪州政策金利決定会合要旨

豪州準備銀行(中銀)政策金利   現行の1.50%で据え置き決定。(市場の予想通り)

(中銀の委員会要旨)
今回の会合で、委員会はキャッシュレートを現行の1.50%に据え置きを決定した。

世界経済は平均以下の伸びだが、緩やかに成長を続けている。幾つかの先進国は過去と比べ改善している。しかし、新興国の経済状況はより困難なものとなっている。中国は国内政策によって成長を下支えているものの、その伸びは緩やかになっている。
商品価格は最近の低い水準よりは上にあるが、それでも過去数年に亘る下落基調からは脱していない。オーストラリアの貿易ベースで見れば、近年よりも低い水準に留まっている。
金融市場は効果的に機能し、借入コストは低く抑えられ、世界的にも緩和基調が続けられている。

オーストラリア経済の最近のデータによれば、企業投資が大きく落ち込んでいるにも関わらず、全般的に成長拡大は継続している。これは内需と輸出の拡大が貢献している。労働市場は幾分強弱がミックスしているが、この先の雇用は拡大することを示唆している。

インフレは極めて低く、労働コストの伸びを抑制し、この傾向は世界的になっている。
低金利は国内需要を喚起し、2013年以降の安い為替レートが経済に貢献している。
最近の為替レート高が経済調整を複雑にしているが、この低金利がこれまでの経済調整の手助けをしてきた要因になっている。

住宅市場には強いフォロー材料として低金利があったが、幾つかの貸し手機関は幾つかのセクターでの貸出態度に少し注意を払う様になってきた。また最善の情報として、住宅価格の上昇がここ数年で緩やかになってきたことである。住宅関連の貸出の伸びも緩やかになってきた。

現在入手しえる経済データを見て、5月と8月会合での緩和を実施した。委員会は今回の会合で現状の状況を判断すべく据え置きの決断したが、これは経済を持続的に拡大させ、インフレを目標内達成できると判断した。
(要旨以上)

(注)豪州中銀金融政策会合要旨は一部を和訳したものであり、詳細は金融政策要旨本文をお読みください。

豪ドル小緩みの後小幅反発

豪ドル対米ドルは金融政策発表前に1豪ドル=0.7625米ドル付近で推移していましたが、発表後、予想通りの据え置きに0.7615絡みまで緩みましたが、次回の追加緩和に繋げる内容が無かったために、再度0.7625〜30付近まで小反発しています。従前から据え置き決定予想が圧倒的でしたので、昨日の底値0.7580付近から今日にかけて0.7640付近までジリ高となっており、結果、発表後は小動きに留まっています。
豪ドル/米ドルは豪ドル高トレンドの中で、0.7650と0.7700に抵抗線ありましたが、丁度前者で止められた形になっています。下値は0.7580〜90、0.7560、0.7490〜0.7500の順にサポートあり、最後は強いサポートとなっています。(9月6日15時00分、1豪ドル=0.7629米ドル)
尚、次回金融政策会合は10月4日(火曜日)に予定されています。

豪州政策金利決定会合要旨

                  (中銀キャッシュレート推移)

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