ニュージーランドドル週報(2022年3月第3週)

NZドルは対ドル、対円で堅調に推移しています。

ニュージーランドドル週報(2022年3月第3週)

NZ/円、短・中期は“NZ強気”の流れ。上値トライの動きが継続。

3/17に発表されたNZ第4四半期GDPは前期比+3.0%、前年比+3.1%と市場予想より若干弱かったものの、為替相場には影響がありませんでした。マーケットは欧米中銀がインフレ懸念を景気の減速無しに抑え込めるかどうかに注目していますが、露・ウクライナの地政学的リスクもあって、世界経済の先行きに不透明感が漂っています。こうした中でも地政学的リスクによる影響が小さいことや、国内経済が堅調な状態を維持していることから、NZドルは対ドル、対円で堅調に推移しています。

チャートを見ると、日足は、1/28に付けた75.24を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しています。また、昨年10月に付けた82.50を基点として上値を切り下げて来た流れからも上抜けた位置にあり、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。また、80円台乗せを見て新たな上昇トレンドに入っており、昨年10月に付けた82.50を上抜けられるかどうかをトライする動きが強まると見られます。日足の上値抵抗は81.80-90,82.30-40に、下値抵抗は81.00-10,80.60-70,79.90-00にあります。全て下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯しますが、この場合でも78円割れで終えない限り、“弱気”に変化しません。21日、120日、200日移動平均線は78.64,78.45,77.96に位置しており、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。

一方週足は6週連続陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを維持しています。この間に先週足が昨年10月に付けた82.50を基点とするやや中期的なレジスタンスラインを上抜けており、新たな上昇トレンドに入った形となっています。日足、週足ともに非常に強い状態を保っており、一段の上昇の可能性に繋がる可能性が高いと見られます。週足ベースで見た上値抵抗は81.90-00,82.30-40,83.80-90に、下値抵抗は81.00-10,80.60-70,80.00-10にあります。31週、62週移動平均線は78.17と77.74にあり、短・中期トレンドをサポート中です。可能性が低いと見ますが78円割れで越週した場合は、再び下値リスクが点灯します。

NZ/円、短・中期は“NZ強気”の流れ。上値トライの動きが継続。

3/17現在、31週、62週移動平均線は78.17と77.74にあり、短・中期トレンドをサポートしている。

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