オーストラリア 2月失業率の予想
17日朝9時30分に豪州失業率関連の指標が発表されます。
(3月16日11時00分現在)
(1)就業者数
前回1月数値は増減ゼロの予想に対しややプラスとなりました。今回2月分も順調に雇用は拡大する予想になっています。下図を見てもCovid-19前の水準(赤い横線)を大きく越えており、雇用に関しては米国よりも良い状態が続いています。但し、2015年当時からの増加傾向(黒のトレンドライン)からみると回復度合いが遅くなっています。
就業者数推移
(赤い線:コロナ前高値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は1月予想、黒は過去のトレンド)
(2)失業率
1月の結果は4.2%と予想通りでした。2月は更に改善し4.1%予想になっています。2月に公表された中銀見通しでは、2022年6月末で4%(昨年11月時予想の同時期4.5%から上方修正、因みに2022年末は3.75%予想)ですので、その見通しに沿った改善になっています。下図を見ると、青色もオレンジ色の移動平均線も大きく下がり、中銀予想値(赤い横線4%)に接近しています。
下図は豪ドル・米ドルの週足チャートです。昨年3月高値からの抵抗線A(=0.7465)、そこから平行に下したB(=0.6850)で豪ドル安トレンドになっています。先週の豪ドル戻り高でラインAまでは届きませんでしたが、ほぼ戻り高を達成したのちに下落しています。現在はこのAとB間に直近底値から上げたサポートC(=0.7110)で止まるか否かを試しているところです。もし下限を切れた場合はラインD(=0.6990)で4回目のトライになります。
シカゴポジション325内で、日足ベースでは0.7150〜0.7310レンジのどちらかを抜けるかとなっています。下限を切ったらCを見ておきます。
さて、今日のFOMCから、明日のNZのGDP、豪州の雇用統計と続きます。シカゴのポジションがオセアニア通貨ショートなので、やや安心感が出ていると思われます。
(1豪ドル=0.7224米ドル、3月16日14時50分現在)
オーダー/ポジション状況
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