ニュージーランドドル週報(2022年3月第2週)

NZドルは対ドル、対円で堅調に推移しています。

ニュージーランドドル週報(2022年3月第2週)

NZ/円、短期は“NZ強気”中期も“強気”に変化する可能性が点灯中。

今週はNZ独自の材料がありませんでしたが、ウクライナ情勢の緊迫化を受けてリスク回避の動きが強まる中でも、ニュージーランドが地政学的リスクを直接受け難いことからNZドルは対ドル、対円で堅調に推移しています。

チャートを見ると、日足は、1/28に付けた75.24を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しています。また、昨年10月に付けた82.50を基点として上値を切り下げて来た流れからも上抜けた位置にあり、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。80.00-10,80.40-50に一段と強い抵抗が控えており、一気に上抜けるのも難しいと見られますが、強い上昇トレンドを維持しており、急反落にも繋がり難い状態です。日足の上値抵抗は80.00-10,80.40-50に、下値抵抗は79.00-10,78.60-70,78.00-10にあります。77.50以下で終えた場合は下値リスクがやや高くなります。21日、120日、200日移動平均線は、77.78,78.32,77.92に位置しており、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。

一方週足は5週連続陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを維持しています。この間に昨年10月に付けた82.50を戻り高値として上値を切り下げて来た短期的なレジスタンスラインを上抜け始めており、一段の上昇の可能性が点灯中です。週足ベースで見た上値抵抗は79.70-80,80.20-30に、下値抵抗は78.00-10,77.60-70にあります。可能性が低いと見ますが、76.50を割り込んで越週した場合は下値リスクが点灯します。31週、62週移動平均線は78.02と77.64にあり、短期トレンドをサポート中です。また、中期トレンドも“強気”に変化する可能性が点灯中ですが、77円割れで越週した場合はその可能性を打ち消します。

NZ/円、短期は“NZ強気”中期も“強気”に変化する可能性が点灯中。

3/10現在、31週、62週移動平均線は78.02と77.64にあり、短期トレンドをサポート中。中期トレンドも変化する可能性が点灯中。

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