NZ/円、短期は“NZ強気”、中期は“弱気”変わらず。
今週はNZ独自の材料がありませんでしたが、ウクライナ情勢の緊迫化を受けてリスク回避の動きが強まる中で、オセアニアは欧米に比して経済への直接的影響が低いと見られるためNZドルは対米ドル、対円で堅調に推移しています。
チャートを見ると、日足は、1/28に付けた75.24を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しています。また、昨年10月に付けた82.50を基点として上値を切り下げて来た流れからも上抜けており、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。78.60-70、79.10-20に強い上値抵抗がありますが、79円台に実体を乗せて終えれば日足、週足ともに形状が安定して一段の上昇に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は78.60-70,79.10-20に、下値抵抗は78.00-10,77.60-70,77.00-10にあります。77円割れで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。21日移動平均線は77.22に、120日、200日線は78.24と77.93に位置しており、全てを上抜けた位置で推移しており短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。
一方週足は4週連続陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを維持しています。また、昨年10月に付けた82.50を戻り高値として上値を切り下げる流れから上抜けており、今週は一段の上昇に繋がっています。一方で、さらに強い抵抗が79.10-20に控えており、これをしっかり上抜けて越週するまでは下値リスクにも注意が必要です。週足ベースで見た上値抵抗は79.10-20,80.10-20に、下値抵抗は77.90-00,77.00-10,76.50-60にあります。全て下抜けて越週した場合は“弱気”に変化して74円方向への一段の下落に繋がり易くなります。31週、62週移動平均線は77.94と77.54にあり、短期トレンドをサポート中ですが、76.50以下で越週した場合は“ダマシ”であった可能性が高くなります。
3/3現在、31週、62週移動平均線は77.94と77.54にあり、短期トレンドヲサポート中だが、下値リスクを残した状態。
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