見極め困難なブレグジットの着地点(2016年9月1日)

先のイエレン

見極め困難なブレグジットの着地点(2016年9月1日)

ユーロドル:9月1日のファンダメンタル分析

ブレグジットやり直し無し

朝方こそ103円台ではドル売りも出て下げる動きが先行したものの、102円台後半では既に買いたい向きが出て来る状態で、仲値以降は終日ドルがじり高の展開を辿りました。ボストン連銀総裁(もともとタカ派)の早期利上げを支持する発言や、NY市場に入り発表されたADP全国雇用者数もコンセンサス通りとはいえ堅調であったことから、一時103.53レベルの高値を付けました。その後は103円台前半で堅調ながらももみあいを続けての引け、ユーロドルは1.1123レベルまで下げた後にやや戻しての引けとなりました。

ユーロドル:9月1日のテクニカル分析

ユーロドルは、ユーロ売り(ドル買い)とはいうものの値幅は限定的で、若干安値は更新したものの1.11台前半での小動きを続けました。明日の雇用統計、来週のECB理事会とこちらもイベントを控え、積極的には動きにくい様子が伺えます。本日も昨日と似たような動きを考え、1.1130レベルをサポートに、1.1180レベルをレジスタンスとする流れでしょう。

ユーロ円は、ドル高のスピードが対円で勝っていることからユーロ円は115.43レベルまで上昇後、高値圏でのクローズとなりました。ドル円におけるドル買いの勢いが若干早すぎる感じはするのですが、相場環境的には明日の雇用統計まではなかなか買い手が引きそうもありません。本日は高値圏からやや押しが先行する動きを考え、115.45レベルをレジスタンスに、114.90レベルをサポートとします。

オーダー/ポジション状況

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