オーストラリア 12月貿易収支の予想
(日本時間2022年2月3日朝9時30分発表予定)
明日(木曜日)の早朝、豪州の12月貿易収支が発表されます。前回11月は予想を下回る数値になりました。100億豪ドルを越える黒字を6ヶ月連続で計上していましたが、11月は割っています。今回12月も100億豪ドル未満の98.5億豪ドルの予想になっています。
(今回発表予想2月2日9時現在)
下図を見ると、青の横線(100億豪ドル)を下回っています。オレンジ色の移動平均線も今回予想通りなら100.18億豪ドルですので、来月の数値次第では青を切れてきます。黒字拡大にやや陰りが出てきているようです。
尚、GDPベースでは、第3四半期が月平均128.56億豪ドル、第4四半期が同100.18億豪ドルですので、マイナス要因になります。
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2021年11月現在:黒線矢印は今回12月予想値、緑はゼロ、青は100億豪ドルの黒字額基準)
輸出入の項目別では、輸出は12月が前月比+1.0%(レンジ+1〜4%:11月は+2.0%)、輸入は12月が同+5.0%(レンジ3〜+5%:11月は+6.0%)です。伸びは前月比プラスを保っているので、予想通りなら悪くはないですが、特に輸出の伸びが僅か1%ですので、次回の1月数値以降は気に掛かります。
12月住宅建設許可件数の予想
(今回発表予想2月2日9時現在)
尚、同時刻に12月の住宅建設許可件数が発表されます。今回の予想はマイナスです。
下図は豪ドル対米ドルの日足チャートです。昨年10月下旬高値からのラインA(=0.7260)で抵抗線になっています。12月初旬底値からのサポートB(=0.7220)の3角保合い収斂を下に切った後、豪ドル安が急激になりました。その豪ドル安もAから平行に下したC(=0.6930)の手前で止まり、ここ2日間で反発しています。結果、急減な抵抗線だったD(=0.7080)を越えました。しかしながら、その反発も横抵抗線のE(=0.7140)で止められています。ここを越えれば、BとA方向になります。逆に抑え込まれれば、DとC方向になります。明日の貿易収支から始まり、金曜日の米雇用統計までで上値目途がはっきりしそうです。
(2月2日12:45、1豪ドル=0.7130米ドル)
オーダー/ポジション状況
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