豪州第4四半期消費者物価指数の予想
(今回発表予想)1月24日12時現在
明朝、豪州の2021年4Q消費者物価指数が発表されます。前回3Qは前期比・前年比共にほぼ予想通りになりました。年率は小数点2桁目の数値が少し下がった程度の誤差が出ているだけです。年率で中銀のインフレ目標値上限の3%になりました。今回の4Qは年率では目標値を越える予想になっています。レンジ下限でも3.0%ですので、もしこれ以下ならサプライズになるかもしれません。中銀見通し(2021年12月末時)が3.25%であり、それに近い予想ですので、予想通りになる可能性が高いと思います。
(1)消費者物価指数の四半期推移と3四半期移動平均
赤はゼロ
今回予想値は黒線より右側
青は2015年2Q(+0.7%)の高値を基準
上図を見ると、青の横線は2015年の高値をベースにしていますが、2020年までは前四半期比でこのラインを越えたことがありませんでした。しかしながら、2021年2Q以降は越えており、今回は更に上昇していますので、今後のインフレ懸念は注意した方が良いかと思います。
(2)CPI前年比(青)と政策金利推移(オレンジ)の比較
中銀インフレ目標値は赤い線(2〜3%)
今回予想通りなら、ここ3期連続で3%以上になります。また前四半期比が1%伸びる予想ですので、2022年初も高止まりが予想されます。
そして来週1日(火曜日)には今年最初の豪州中銀金融政策の開催が予定されています。特にレンジ上振れの場合は要注意となりそうです。
豪ドル対米ドルの相場はシカゴポジション318をご参照ください。
(1月24日15:15、1豪ドル=0.7164米ドル)
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