NZ/円、“NZやや強気”を維持。77円割れで終えた場合は短期トレンドが変化。
今週はNZ独自の注目材料はありませんでしたが、アメリカの早期利上げ観測が強まったことを背景にドル金利が高止まり傾向にあることや、株価の下落によるリスク回避の動きが強まっており、NZドルは対米ドルでは底堅さを維持していますが、対円では反落しています。
チャートを見ると、日足は、12/20に付けた76.03を直近安値として下値を切り上げる流れを維持していますが、79円台乗せに失敗して反落しており、79.30超えで終えるまでは上値余地も拡がり難い状態です。また、77.50-60の抵抗を下抜けて終えた場合は下値リスクが点灯、77円割れで終えた場合は短期トレンドが“弱気”に変化して下値余地がさらに拡がり易くなります。日足の上値抵抗は78.30-40,78.60-70,78.90-00,79.20-30に、下値抵抗は77.60-70,77.00-10にあります。21日移動平均線は78.05に、120日、200日線は78.29と78.17に位置しておりこれらを若干下抜け始めていますが、“ダマシ”の範囲内です。但し、77円割れで終えた場合は短期トレンドが“弱気”に変化します。
一方直近の週足は、小陰線で終え続伸に繋がりませんでしたが、昨年10月に付けた82.50を直近高値として上値を切り下げて来た流れからは上抜けた位置を守っています。この週足の下値抵抗が77.00-10にありますが、割り込んで越週した場合は短期トレンドが変化します。さらに76円割れで越週した場合は新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、74円方向への一段の下落リスクが生じます。週足ベースで見た上値抵抗は78.60-70,79.00-10に、下値抵抗は77.50-60,77.00-10にあります。31週、62週移動平均線は78.02と77.11に位置しており、下値抵抗として働いていますが、77円割れで越週した場合は短期トレンドが変化して下落余地が一段と拡がり易くなります。
1/13現在、31週、62週移動平均線は78.02と77.11にあり、下値抵抗として働いているが、77円割れで越週した場合はトレンド変化に要注意。
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