ランド円レポート月曜版(2022年1月3日)

若年層が多い南アフリカの場合、欧米と異なりオミクロン株の影響は一過性のものだったということになってきそうです。

ランド円レポート月曜版(2022年1月3日)

ランド円レポート月曜版

まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが、「サポートラインとほぼ重なる7.25レベルをサポートに、テクニカルなターゲット7.42レベルをレジスタンスとする週」を見ていました。実際のレンジは、安値が7.16レベル、高値が7.38レベルとなり、予想よりもランド安での年末クローズを迎えました。

先週のランドは特に目立った売り材料はありませんでしたが、前週のランド買いに対して月末前のポジション調整で下げたことが要因と見られますが、単に参加者が少なくマーケットが薄かったことで思ったよりも売られたというところでしょうか。

今週も南アフリカ関連では目立った材料はありませんが、南ア国内のオミクロン株感染者はピークを打ち着実に減少していることは好材料となりますので、単にポジション調整による下げであるとすれば、押し目での買いが出やすくなりそうです。

ランド円レポート月曜版

参考までに南アの感染者数を見てみましょう。上段が感染者数合計、下段の赤いラインが前日比の7日平均です。
こうして見ると今回のピークは過ぎたという見方は正しいようで、若年層が多い南アフリカの場合、欧米と異なりオミクロン株の影響は一過性のものだったということになってきそうです。

今週は特に材料もありませんので、いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

ランド円レポート月曜版 2枚目の画像

先週引いてあった若干拡散している上昇チャンネルの上側のラインのみ起点を12月1日高値に変えて引き直しましたが、先週初の高値はちょうどこのラインで止められましたので、しばらくはこのラインを見て行きます。下側のサポートラインはそのままで、かなり近づいてはいますが、買い戻しが出やすいと考えるならば、このサポートラインが効いてきそうです。

今週はこのサポートラインが位置する7.08レベルをサポートに、12月29日高値7.28レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。

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