ニュージーランドドル週報(2021年12月第1週)

NZドルは対米ドル、対円で続落しています。

ニュージーランドドル週報(2021年12月第1週)

NZ/円、短期は“弱気”。76円割れの越週で中期も“弱気”へ。

今週はニュージーランド独自の注目材料はありませんでしたが、パウエル米FRB議長が11/30の議会証言で、テーパリング加速の可能性を示唆したことからドル買いが強まりました。しかし、南アで発見された変異型ウイルス「オミクロン株」の感染者がアメリカでも見つかったことが伝えられると、景気先行きへの不透明感が台頭、株式市場で株価が急落し、為替市場でもリスク回避の動きが強まってドル買い、円買いが優勢となり、NZドルは対米ドル、対円で続落しています。

チャートを見ると、日足は、11/1に付けた82.21を戻り高値として上値を急角度で切り下げています。また、80.00-10にあった強い下値抵抗を下抜けて下げが加速しています。短期トレンドは “NZ弱気”の流れにあり、79.20超えで終えない限りトレンドは変化しません。日足の上値抵抗は77.10-20,77.40-50,77.80-90に、下値抵抗は76.60-70,76.30-40,76.00±10銭にあります。21日、120日、200日移動平均線は79.48,78.15,78.14にあり、全てを下抜けて、短期トレンドは“NZ弱気”の流れに入っています。

一方直近の週足は、大陰線の出現となりこの足が78円台を割り込んで、新たな下落リスクが生じています。今週はやや下げ渋りの兆候が見られますが、週足の下値抵抗を割り込んだ位置で推移しており下値リスクが高い状態です。77.30超えに戻して越週した場合は、反発に転ずる可能性を残しますが、76円割れで越週した場合は、新たな下落トレンド入りの可能性が高くなります。74.50-60,74.00-10には週足の横サポートがあり、続落した場合でも一旦は止まる可能性が高いところですが、74円も割り込んで越週した場合は一段の下落に繋がり易くなります。週足ベースで見た上値抵抗は77.30-40,78.10-20に、下値抵抗は76.60-70,75.90-00,74.50-60にあります。31週移動平均線は78.25にあり、この下に入り込んで下値リスクが点灯中です。また62週線は76.36にあり現状はこれを守っていますが、週足の形状が悪化しており、76円を割り込んで越週した場合は新たな下落トレンド入りの可能性が高くなります。

NZ/円、短期は“弱気”。76円割れの越週で中期も“弱気”へ。

12/2現在、31週移動平均線は78.25にあり、これを下抜けて下値リスクが点灯中だが、62週線は76.36にあり中期トレンドは“NZ強気”の流れを維持している。

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