ユーロドル、ドル売り一巡で反落 (11/29夕)

週明け29日の東京市場でユーロドルは軟調推移。

ユーロドル、ドル売り一巡で反落 (11/29夕)

ユーロドル、ドル売り一巡で反落

週明け29日の東京市場でユーロドルは軟調推移。朝方1.1304レベルで取引が始まったユーロドルは序盤には一時1.1317レベルまで上昇する場面もありましたが、時間外の米長期債利回りが前週比5BP程度上昇して始まるとドル買いが優勢となり1.12台後半まで急落。その後もじりじりと下げる展開となり、夕刻欧州勢参入後1.1260の安値をつけた後、東京時間19:30現在はやや戻し、1.1290レベルで取引されています。

前週末の海外市場では新型コロナウイルスオミクロン株の感染拡大が伝えられる中、米長期金利の低下とドルの売り戻しが進行。ユーロドルは東京時間の1.12台前半から、米国時間終盤には1.1331まで一時上昇、そのまま高値圏の1.1320レベルで越週しています。

テクニカルにはユーロドルは先週末の急反発で転換線レベルを回復し、一方向でのユーロ売りには一旦歯止めがかかった形ですが、ユーロ売り地合い解消には至っていません。現在の相場はテクニカル云々というよりはオミクロン株の感染状況、危険度次第ですが、一応直近のターゲットとして1.1410レベルの21日線、下方向は24日につけた年初来安値1.1186は頭に入れておいた方がよいでしょう。

序盤の欧州主要株価指数は、南アフリカの医師会議長が、オミクロン株患者の症状を軽度であるとしたことから、ほぼ全面高となっています。今晩この後は22:00に独11月CPI速報値、24:00に米10月住宅販売保留件数、26:15にECBラガルド総裁講演、29:05にはパウエルFRB議長講演が予定されています。

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