ユーロドル横這い後に安値更新
24日の東京市場でユーロドルは1.12台前半中心での推移。朝方1.1250レベルで始まったユーロドルは、日中1.1233まで下落する場面もありましたが、東京時間は狭いレンジでの横ばい推移に終始しました。しかし夕刻欧州勢参入後は値動きが激しくなり、一時1.1204まで急落して年初来安値を再び更新。東京時間19:30現在は1.1215レベルで取引されています。
昨日は東京休場の薄い市場を狙ったドルの買い仕掛けとみられる動きで、一時1年5か月ぶり安値1.1226レベルまでユーロドルは下落しました。しかしその後はECB関係者からのタカ派発言や、欧州圏11月製造業・サービス業PMIの良好な結果にやや持ち直し、1.12台半ばで東京市場につないでいます。
米欧の金融政策の方向性の違いから来る「構造的な」ユーロドルの下落が続いています。テクニカルにはユーロドルは本日も安値を更新し、昨年7月以来の安値水準で推移。すでに2020年3月安値1.0636から2021年1月高値1.2349までの上昇の61.8%戻しに当たる1.1290を下抜けており、同76.4%戻しの1.1040までの下値余地が広がっています。
序盤の欧州主要株価指数は軟調推移。今晩この後22:30に米3QGDP改定値、米新規失業保険申請件数、米10月卸売在庫、米10月耐久財受注、24:00にはミシガン大消費者信頼感指数、米10月個人所得・消費支出、米10月新築住宅販売、24:30に米週間原油在庫統計、28:00にはFOMC議事要旨の公表が予定されています。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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