ユーロドル1.13台後半、夕刻再び年初来安値を更新
16日の東京市場でユーロドルは1.13台後半の安値圏での推移。昨晩海外市場でのユーロドル急落を受けて朝方1.1362レベルで取引が始まったユーロドルは、昼にかけてじりじりと値を戻し、一時1.1386の高値をつけました。しかし、午後に入ると次第に頭が重くなり、逆にじり安に転じ、夕刻欧州勢参入後も下げ止まらず、19時半過ぎには1.1352の安値をつけて昨晩の海外安値を更新しています。
昨晩海外市場では、NY連銀製造業景況指数の大幅上振れをきっかけとした、米長期金利急上昇にユーロドルは急落。節目の1.14をあっさり割り込むと、1.1356まで下値を広げて年初来安値を更新、そのまま安値圏で東京時間につないでいます。
テクニカルにはユーロドルは昨日の急落でユーロ売り地合いが一層強まり、2020年3月の直近安値1.0636から今年の年初来高値1.12349までの上昇の61.8%戻し1.1290を目指す動きとなっています。この水準は2020年の6-7月にももみ合っていることから、一定のサポートになるものと思われますが、下抜けた場合には1.10レベルが視野に入ってきます。
序盤の欧州主要株価指数はまちまちの動き。今晩この後は22:30に米10月小売売上高、23:15 に米10月鉱工業生産、設備稼働率、24:00には米9月企業在庫の発表が予定されています。
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