米国第3四半期GDP速報値の予想
(今回発表予想)10月28日9時30現在
本日、米国第3四半期GDP(3Q)が発表されます。2Qは財政出動や大規模金融緩和、加えてワクチン接種先行と米経済には好材料が揃い、GDPや個人消費は大いに盛り上がりました。3Qはその反動もあり、特に個人消費が前期比年率で+0.9%の伸びに留まります。前期比ではかなり低くなります。財政出動の好影響がはげ落ちた形です。9月時点でFRBの2021年末GDP予想は+5.9%(6月時+7.0%から下方修正)で、もし今回予想通りの数値になると、2020年12月末からの伸びは+3.9%留まり、4Qには前期比年率ベースでは7%程度の伸びが必要になります。エネルギー価格が大幅に上昇している中、これから需要期を迎えるので、個人消費には悪材料となります。10月以降の4Qの経済指標は要ウォッチとなりそうです。また、チャート(2)の実数値ベースを見ると、赤の横線であるコロナ前は越えていますが、黒のトレンドラインまでは回復していません。
また、コアPCEのFRB予想は2021年末で+3.7%です。今回予想は+4.5%ですので、まだインフレは高い水準にいます。市場は好数値期待で、早期の利上げを見ている様ですので、GDPが予想よりも良ければ、コアPCEは下がり難くなります。尚、アトランタ連銀GDPナウは10月27日現在、3Qは年率+0.2%の低い伸びに留まっています。10月19日現在の+0.5%から下方修正されています。
下図はドル円の週足チャートです。年始底値からのサポートA(=110円00銭)に支えられてドル高を継続しています。そこから平行に上げたB(=115円00銭)で何度か上値を止められています。もしBを越えれば同じ平行線のC(=116円60銭)方向が視野に入ります。逆に、直近高値の114円70銭とBを越えられないと、ドルが大きく跳ねたD(=112円70銭)がサポートになっているので、Dまでの下押しの可能性が広がります。万一、Dも切れた場合はE(=111円10銭)が次のサポートになります。尚EはAと平行ではありません。
(10月28日11:11、1ドル=113円61銭)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
南アランド円週報:『約1カ月ぶり安値を更新するなど上値の重い展開が継続中』(11/23朝)
南アランドの対円相場は、11/7に記録した約4ヵ月ぶり高値8.86円をトップに反落に転じると、今週前半にかけて、一時8.44円まで下落しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
トルコリラ円週報:『トルコ中銀は政策金利の据え置きを決定。一巡後の反発に期待』(11/23朝)
トルコリラの対円相場は、9/16に記録した史上最安値4.10円をボトムに切り返すと、11/15にかけて、約3カ月半ぶり高値4.56円(8/1以来の高値圏)まで上昇しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2021.10.28
ドル円、113円台後半で方向感に欠ける動き、黒田総裁会見に注目 (10/28午前)
28日午前の東京市場でドル円は横ばい後に反落。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2021.10.28
ドル円見通し 113.50円割れから戻すも114円へ届かず右肩下がり(21/10/28)
ドル円は、27日夜に113.37円まで下げて23日未明安値を割り込んだ。深夜からやや戻したものの114円には届かずにいる。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。