オーストラリアの8月住宅建設許可件数
(今回発表予想)9月29日13時00分現在
2021年7月現在までの推移と3か月移動平均線、及び2021年8月予想値を加味
(前月比ベース:緑はゼロ、今回8月予想分は青の矢印)
明朝、豪州の8月住宅建設許可件数が公表されます。上図の@は前月比、Aは前年比です。今回8月予想数値はマイナスで、仮に予想通りになると前月比では5ヶ月連続のマイナスになります。また、前年比では今年3月〜6月までは急激な伸びとなりましたが、ここ2ヶ月は大きく落ち込んでいます。住宅関連は昨年コロナ後に急拡大を見せましたが、ここ数ヶ月間はデルタ株拡大の影響を受けているようです。
相場は米ドル全面高の様相の中、豪ドル対米ドルは1週間強は横這いを続けています。円やユーロほどは下がっていませんが、明日の数値如何では来週5日の中銀金融政策への影響も出ることが予想され、利上げ開始は米国より遅れるとの市場観測も浮上します。予想より悪かった場合に、相場のプライスアクションを見たいと思います。
下図は豪ドル対米ドルの日足チャートです。6月25日の高値を起点にした抵抗線A(=0.7430)から平行に下したB(=0.7140)で豪ドル安トレンドラインを形成しています。ここ7営業日はサポートC(=0.7220)と抵抗線E(=0.7310〜20)間で上下を繰り返しています。流れは豪ドル安ですので、Cを切ればB、次いでダブルボトムのD(=0.7110)になります。
一方、もしEを上抜ければ目先の抵抗線F(=0.7390)、次いでAになります。短期の豪ドル安から抜け出るにはAを越えて終わらなければなりません。
明日の豪州住宅指標、金曜日の米国8月PCEコア、ISM製造業景況指数、そして来週の豪州中銀金融政策で少なくともCとE間のレンジを抜け出すかに注目します。
(9月29日15:00、1豪ドル=0.7254米ドル)
オーダー/ポジション状況
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