ユーロドル1.17割れ、東京時間に年初来安値を更新
19日の東京市場でユーロドルは続落。朝方1.1711レベルで取引が始まったユーロドルは、主要通貨に対するドル買いが再開される中、昼過ぎにかけて下げ足を速め1.17割れを示現。そのまま1.1666まで下げて再び年初来安値を更新しました。その後はドルに売り戻しも入り、東京時間17:30現在は1.1691レベルで取引されています。
昨晩海外市場では引き続きリスク回避のドル買いが継続、米当局者からのタカ派発言も加わり、ユーロドルは年初来安値となる1.1694まで下落しました。しかし、その後公表された7月のFOMC議事録が想定よりハト派な内容と判断されると、米長期金利の低下からユーロドルは1.17台を回復して東京時間につなぎました。
テクニカルにはユーロドルは年初来安値を更新し、ユーロ売り地合いが強まっています。現在のターゲットは昨年11月安値の1.1603、その水準を下抜けると昨年3月の安値1.0638から今年1月に付けた直近高値1.2349までの上昇の半値戻し1.1493が次の目標となります。
序盤の欧州主要株価指数は昨晩のFOMC議事要旨で年内テーパリングを予想する参加者が多いことが確認されたことなどを受け大幅に下げて始まっています。今晩この後は21:30に米新規失業保険申請件数と8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、23:00に米7月景気先行指数の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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