オーストラリア 6月小売売上高結果
小売売上高（2016年6月迄、青は前月比伸び、オレンジは6ヶ月移動平均、赤い線はゼロ）
小売売上高は予想を下回る
6月小売売上高実績 前月比＋0.1％（予想＋0.3％）
豪州の小売売上高は予想を下回る数値となりました。主な上昇要因は、①その他小売（＋1.9％）、②靴やアクセサリー（＋1.6％）、③コーヒー・持ち帰り食品サービス（＋1.3％）などで、下落要因は④家計用品（▼0.5％）、⑥食品（▼0.1％）となりました。
全体的な伸びは低調となり、まだまだインフレを加速させるような消費増加とはなっていません。
当面は豪ドル強含み展開の中でレンジ相場か
豪ドル/米ドルは小売売上高発表前には0.7611米ドル付近で推移していましたが、発表後に高値0.7625米ドル付けてから予想以下の数値に0.7590米ドル付近まで下がり17時現在0.7610米ドル付近まで戻しています。豪ドルの相場自体にはあまりインパクトはありませんでした。
今週2日の火曜日に、中銀の利下げ発表後に瞬間0.7490米ドル付近まで下落しましたが、その後は豪ドル高トレンドに乗って0.7640米ドル付近まで回復し、現在に至っています。まだ、豪ドル自体は0.7673米ドルのダブルトップ狙いの位置にいますが、高値と約33ポイント差ですので、0.7640でダブルトップ付けた可能性もあります。その確認は0.7500米ドルを切れて終わることとなります。それまでは豪ドル強含み展開の中でレンジが予想されます。
オーダー/ポジション状況
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