本日中銀から四半期報告の公表がありました。
(1) GDPと消費者物価指数
豪州経済は堅調を維持
5月時点の予想と比べ、2016年6月末GDPは5月予想レンジ(2.5%〜3.5%)のほぼ上限となる3.25%になりました。引き続き豪州経済は堅調を維持しています。6月末までのGDP好調の要因として、資源輸出の価格回復と増加によるものとし、鉱山投資関連は大きく落ち込んだと分析しています。鉱山関連以外の部門は予想を上回る数値を残したようです。また、住宅なども好調を維持しましたが、雇用改善にも関わらず、可処分所得の伸びが少なく消費は微増になっています。
先行きは貯蓄率と住宅建設の低下を予想
先行きに関しては、2016年12月末、1年後の2017年6月末GDPは前回5月時点と同じ予想レンジに留めています。これは家計の貯蓄率低下を予想し、住宅建設許可件数が緩やかに下がっていることを勘案している模様です。また資源関連の輸出は微増を予想しています。過去数年間の豪ドル安は貿易関連の国内生産者を手助けしてきたこともあると分析しています。雇用の伸びは2015年をピークに緩やかなもの留まると見ています。以上より先行き見通しを変更していないようです。
(2)不確実性が起きた場合の予想範囲のブレ(上段がGDP、下段がインフレ見通し)
濃い青は70%の確率で収まるとの見通しで、薄い青は90%の確率で収まるとの見通しです。
不確実性の要因として、幾つか挙げています。例えば、為替レートの先行き推移、人口増の割合などです。その他地政学的リスクや世界経済の成長リスクなどにも言及しています。例えば、米国のインフレが予想以上に進行して、利上げが急激になるなどのリスクや中国経済の先行き成長鈍化を挙げています。
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
豪ドルWeekly 100円を挟んだもみ合い、CPIで早期の利下げ観測が強まる可能性も(24/11/22)
今週の豪ドルは、豪準備銀行(RBA)が公表した理事会要旨でタカ派姿勢が確認されたものの、買いは続かず、100円水準を挟んだ小動きの相場展開が続いた。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:川合 美智子
2024.11.22
ユーロ円 下値リスクが点灯中。162円台を回復出来ずに越週した場合は一段の下落へ(24/11/22)
ユーロ/円は163円台前半から161円台後半まで断続的に売られ、結局安値圏で引けています。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2016.08.08
A$シカゴポジション(2016年8月2日現在)
シカゴ筋は豪ドルポジションロングを増減なく3万枚を維持しました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。