オーストラリア輸出入物価指数
(輸入物価) (輸出物価)
2012年以降4半期比ベース比較(出所:オーストラリア統計局)
27日に豪州の輸出入物価指数が公表されました。
輸入物価は前四半期比▼1.0%(前年比▼2.8%)、輸出物価は+1.4%(前年比▼8.7%)
となりました。
上図は豪州統計局から公表された四半期ベースの数値ですが、左図が輸入物価、右図が輸出物価のチャートになっています。2016年になって輸入物価がマイナス傾向強めており、それが国内物価に波及していることが解ります。
一方で、輸出物価は過去2年近くに亘り、鉱山関連の輸出価格の下落が止まったことを示しています。
輸出入ともに前年比では依然としてマイナスを記録しており、デフレ様相からの脱却に道筋が見えない状況にいるようです。8月2日の金融政策に影響与える可能性があります。
この指標自体は豪ドル/米ドルの相場には影響が少なかったですが、27日の米FOMCで米国の早期利上げ観測が遠のいた内容から現在は米ドル全面安となっており、豪ドルもテクニカルポイントの0.7520付近まで上昇しています。
27日の豪州消費者物価指数でこの高値0.7520を瞬間的に抜けていますが、対空時間がとほんどなく反落しました。その時点の高値が0.7566付近でしたので、明日のNY終値で、0.7570米ドル以上で終わると、対米ドルで豪ドルが強い流れに入る可能性が出てきます。下値サポートは0.7410〜20にあります。(7月28日15:30、1豪ドル=0.7526米ドル)
オーダー/ポジション状況
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