ユーロドル横這い後に上昇、2/25高値を抜けて年初来高値が射程に
19日の東京市場でユーロドルは上値を試す展開。朝方1.2222で取引が始まったユーロドルは午前中は高値圏でのもみ合いとなりましたが、夕刻にかけてユーロ買いが強まり、欧州勢参入後に2/25高値1.2243をわずかに超える1.2245を付けました。しかし買いは続かずに反落、東京時間19:30現在は逆に下げ幅を拡大し、1.2202レベルで取引されています。
昨晩海外市場では欧州勢参入とともに強まったドル売りの動きに、米住宅着工件数の不冴えな結果が追い打ちとなり、ユーロドルはNY序盤に1.2234まで上昇、そのまま1.22台前半の高値圏でアジア時間につなぎました。米国に比べ、ワクチン接種等コロナ対策で後れを取っていた欧州圏でキャッチアップが進み、経済復調への期待が高まっていること、市場にECBの早期テーパリング観測が広がりつつあることもユーロを支えました。
テクニカルにはユーロドルは当面のターゲットとみられていた2/25高値1.2243をわずかに抜けて、上値めどを年初来高値1.2349まで広げています。年初来高値まではレジスタンスらしいレジスタンスも見当たりませんが、スピード調整的な意味において現状1.2315レベルの4月以降の上昇トレンド上限がいったんは頭を押さえそうです。
序盤の欧州主要株価指数は大幅安の様相。4/27-8開催のFOMC議事要旨の発表は明日未明27:00の予定です。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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