オーストラリア 3月失業率の予想
本日10時30分に豪州失業率関連の指標が発表されます。
(4月15日8時30分現在)
(1) 就業者数
前回2月数値は予想を大きく上回りました。雇用者数は右肩上がりを継続しています。2月(13006.9千人)はほぼコロナ前の2020年2月の数値(13008.7千人)まで回復しています。その差は僅か1.8千人ですので、今回予想通りの数値になれば、完全に上抜き、レンジ下限では届かないことになります。(2月以前の修正値は加味していませんので、発表後に変わることがありますので、御留意願います)
米・豪と総人口差は大きく違いますが、回復割合は豪>米となっています。
総就業者数推移
(赤い線:コロナ前数値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は3月予想)
(2) 失業率
2月の結果は5.8%で、予想より大幅に改善しました。3月は更に改善予想の5.7%となっています。下図を見ると、2020年1月〜3月は5.1%〜5.3%レンジでしたので、かなりその水準まで戻っています。中銀予想(2021年2月)の12月末6.0%(11月時6.75%から上方修正)を3月もクリアすることになります。下図の青い矢印が今回の予想です。
下図は豪ドル・米ドルの週足チャートです。ラインA(=0.7910)を下抜いてから、B(=0.7725)の抵抗線に抑えられて豪ドルが下がっていましたが、昨日は豪ドルが買われ、その抵抗線を抜けています。週足ですので、明日金曜日の終値で判定しますが、上抜けると当面はAまでの上値が視野に入ります。一方で、Bから下したC(=0.7450)にあり、豪ドル安トレンドラインを形成しています。このラインの沿って下がると、D(=0.7240)サポートの上昇待ちになりそうです。
尚、昨日豪州大手銀行のコモンウェルス銀行が豪ドルは過少評価されているとコメントしています。
(1豪ドル=0.7737米ドル、4月15日9時15分現在)
オーダー/ポジション状況
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