米3月小売売上高の予想
本日は米国経済指標の総出演かのような忙しい1日になりそうです。21時半に小売売上高、新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀とNY連銀の製造業景況指数、22時15分からは鉱工業生産指数、設備稼働率、23時には企業在庫、NAHB住宅市場指数が発表されます。市場は消化不良になりそうですが、この中で、小売・鉱工業生産指数・NY連銀製造業景況指数が予想よりも大きく上下に振れた場合の相場動向を見たいと思います。その際は10年債金利への影響、その後の株価への波及状態も今後の相場を占ううえで重要となりそうです。
(今回予想2021年4月15日10時00分現在)
実数値ベース
(青の矢印が今回予想値。赤い線は2020年1月高値を基準、黒い線は上昇ライン)
前回2月の米国小売売上高は全体、及び除く自動車共に予想を大きく下回り、前月比マイナスとなりました。食品関連が前月比横這いとなった以外はほぼ軒並みマイナスでした。3月はその反動含め、追加経済対策効果もあり、大きく反発する予想になっています。既に2012年からの上昇ライン(黒い線)を大きく上回っており、3月が予想以上の結果となれば2021年第1四半期のGDPもかなり良い数値が予想されます。
因みに、アトランタ連銀GDPナウは2021年第1四半期で、前期比年率+6.0%(4月9日現在)になっており、4月7日の+6.2%よりは小幅ダウンしていますが、6%は大きな伸びです。今日15日に改定値が発表されます。
以下は本日発表予定の経済指標です(鉱工業生産指数・設備稼働率を除く)。
2021年4月15日10時現在予想
下図はユーロドルの週足チャートです。ラインA(=1.2175)のサポートを切ってから、ユーロ高調整が一段と進み、何度か止められたB(=1.1710)まで下押し、もしBを割ったらC(=1.1600)までの強いサポートを試す流れに入るところで、ここ2週間反発しています。目先はDの横抵抗線(1.1990〜1.2020)ゾーンを越えられるかを探る展開になっています。もし越えれば年始高値からの抵抗線E(=1.2140)がポイントになります。この上は直ぐにAがありますが、ダブルトップのF(=1.2350)、更にCと平行に上げたユーロ高トレンドラインの上限G(=1.2590)が視野に入ります。
今日の小売売上高含め、各指標結果により10年債金利にどの様な影響を与えるかとなりそうです。年始からの短期ユーロ安が終わるのか、まだ継続するのかを見たいと思います。
(2021年4月15日11:00、1ユーロ=1.1974ドル)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
南アランド円週報:『約1カ月ぶり安値を更新するなど上値の重い展開が継続中』(11/23朝)
南アランドの対円相場は、11/7に記録した約4ヵ月ぶり高値8.86円をトップに反落に転じると、今週前半にかけて、一時8.44円まで下落しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
トルコリラ円週報:『トルコ中銀は政策金利の据え置きを決定。一巡後の反発に期待』(11/23朝)
トルコリラの対円相場は、9/16に記録した史上最安値4.10円をボトムに切り返すと、11/15にかけて、約3カ月半ぶり高値4.56円(8/1以来の高値圏)まで上昇しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.11.23
来週の為替相場見通し『トランプトレードと円キャリーの組み合わせがドル円を下支え』(11/23朝)
ドル円は、今週前半にかけて、一時153.28まで急落する場面が見られましたが、週末にかけては一転154円台後半へと持ち直す動きとなりました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2021.04.15
ドル円見通し 米長期債利回りは小動きだったがドル全面安に圧される(21/4/15)
ドル円は、14日夜の戻り高値は109.09円にとどまり109円に乗せても維持できない状況で安値圏にとどまっている。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。