オーストラリアの2月貿易収支の予想
(日本時間2021年4月1日朝9時30分発表予定)
明朝、豪州の2月貿易収支が発表されます。前回1月は予想を大きく上回る101億豪ドル強の黒字になりました。2月予想も前月と匹敵する位の98億豪ドルの黒字ですので、もし予想通りなら2021年に入ってから黒字が大きく膨らむことになります。オレンジ色の移動平均線は上昇続け、過去最高を示しています。
また、予想レンジでも+62.0〜+108.0億豪ドルですので、もし下限を割る結果になれば、対米ドルで豪ドルが弱い状態なので、サプライズになりそうです。
今回発表予想3月31日11時現在)
過去の推移と3ヶ月移動平均
(2021年1月現在:○印は各年2月、黒線矢印は今回2月予想値、緑はゼロ、青は2016年12月の黒字額基準)
1月増加の主因は雑貨全般の項目が前月比+24.6億豪ドルも増えています。
輸出入の項目別では、輸出は2月が前月比+1.0%(レンジ▼4〜+2%:1月は+6.0%)、輸入は2月+4.0%(レンジ+1〜7%:1月は▼2.0%)で、輸出入共に前月比では増加の予想になっています。
明日は2月小売売上高改定値の発表も予定されています。
下図は豪ドル米ドルの週足チャートです。昨日の日足は陰線引けになりました。そして今朝方は予想を大きく上回る住宅建設許可件数(予想5.0%⇒結果21.6%)が出ましたが、豪ドルが弱い状態は変わっていません。
週足でもサポートA(=0.7830)を既に下抜けており、現在はラインB(0.7730)と平行に下したC(=0.7360)とで豪ドル安トレンドラインを形成しています。
この間、ラインD(=0.7565)で3回止められている横サポートがありますが、0.7550未満での週末終値になると、C方向の動きに入り易くなります。現状では米ドル全面高の中で、まだ下値模索の状態は変わっていません。Bを越えるまでは豪ドル弱い状態が続きそうです。
(3月31日14:20、1豪ドル=0.7598米ドル)
オーダー/ポジション状況
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