オーストラリア 2月小売売上高の予想

3月19日、日本時間9時30分発表予定です。

オーストラリア 2月小売売上高の予想

オーストラリア 2月小売売上高の予想

(発表3月19日、日本時間9時30分予定)

明朝(19日)、豪州の2月小売売上高が発表されます。前回1月(下表)は予想を下回り、12月も▼4.1%と予想▼1.5%を大きく下回ったので、ここ数ヶ月の小売売上高はあまり芳しいものではありません。
下図を見ても、コロナ前の2月(赤い横線)よりは上回っているものの、昨年11月の大幅増を越える勢いがありません。着実な歩みを辿っていますが、今回予想通りで、やっと昨年7月の水準まで回復したに留まっています。
但し、本日発表された豪州の雇用統計で、新規雇用者数が予想を上回る8.87万人(予想3.0万人)になりましたので、今後の小売売上高にはフォロー材料となりそうです。

オーストラリア 2月小売売上高の予想

(3月18日9時現在)

小売売上高

2018年12月を100にしたもの(2020年3月高値を上限にして赤い線を記載しています。今回予想は青矢印)

小売売上高

下図は豪ドル対米ドルの週足チャートです。昨年3月を底値にして、綺麗な豪ドル高トレンドラインを形成しています。現在のラインAは0.7630にあります。そこから平行に上げたBは0.8380にあります。この間の4手前にある上ヒゲ作る大陰線が目先の豪ドル上昇を遮っています。寄り値が0.7883、高値が0.8007ですので、最低でも0.79以上での終値、あるいは前回高値を越える終値がないと一段高狙うには難しい展開になっています。
今日の予想を上回る雇用統計で、豪ドルが買われ、現在は上記の0.7883を目指せる動きになっています。逆に、ラインC(=0.8100)の上昇ウェッジで止まってしまうと、豪ドルは下値リスクが高まってきます。現状の米ドル全面高の中でどこまで勢い残すのか注目されます。

小売売上高 2枚目の画像

(2021年3月18日11:00、1豪ドル=0.7830米ドル)  

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