オーストラリア 2月失業率の予想(2021/3/17)

発表3月18日、日本時間9時30分に発表予定です。

オーストラリア 2月失業率の予想(2021/3/17)

オーストラリア 2月失業率の予想

(発表3月18日、日本時間9時30分発表予定)

明日9時30分に豪州失業率関連の指標が発表されます。

オーストラリア 2月失業率の予想

(3月17日9時現在)

(1)就業者数

前回1月数値は予想を下回りましたが、雇用者数自体は右肩上がりを継続しています。但し、今回2月予想を加味しても、まだコロナ前の2020年2月水準(1300.38万人)に届かない1296.99万人になります。残り3.39万人ですので、来月以降に期待がかかります。米国同様に、豪州も個人消費がGDPに占める割合が大きいので、雇用回復は重要な鍵を握っています。また、予想レンジを見ると、マイナスもありますので、豪ドル米ドルでやや弱含みの豪ドルにとってはサプライズとなりそうです。

総就業者数推移

総就業者数推移

(赤い線:コロナ前高値(2月)を基準に引いた線、青の矢印は1月予想)

(2)失業率

1月の結果は6.4%で、予想より若干改善しました。2月は更に改善予想の6.3%となっています。下図を見ると、2014年7月、2015年1月の最悪期6.4%(青い横線)と先月同じとなり、今回はそれを下回る予想です。中銀見通しの2021年12月末6.5%を連続してクリアすることになります。下図の青い矢印が今回の予想です。

総就業者数推移 2枚目の画像

豪州失業率

下図は豪ドル・米ドルの日足チャートです。ラインA(=0.7810)を下抜いてから、12月21日底値を起点にしたB(=0.7630)にサポートされています。上値はラインC(=0.7820)の横抵抗線もあり、AとCで0.7810〜20がポイントになっています。以前の豪ドル高トレンドを回帰するにはAとCをクリアして終わらない限りは下値リスクが高いままになっています。当面はBとAのレンジを見て置く必要があります。
今晩の米FOMCと明日の失業率でこのレンジを抜けるエネルギーが出てくるのかをみます。

総就業者数推移 3枚目の画像

(1豪ドル=0.7735米ドル、3月17日13時50分現在)

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