ユーロドル1.19台前半へ反落
週明け15日の東京市場でユーロドルはもみ合い後に下落。朝方1.1948レベルで取引が始まったユーロドルは、午前中低下した米長期金利が午後に持ち直し、10年物米国債利回りで1.6%台で高止まりしたことを受け軟調に転じ、一時1.1918の安値をつけた後、東京時間18:00現在は1.1935レベルで取引されています。
ユーロドルは先週のECB理事会後にやや方向感を失った形となっており、また、今週水曜のFOMCが近づくにつれ様子見気分が強まりつつあります。ただ、米長期金利の高止まりでドル買い地合いが維持されるとともに、欧州地区で副作用への懸念からアストラゼネカ製ワクチンの接種を中止する国が増えていることが懸念材料とされユーロの上値も重く、どちらかというと下方向のリスクのほうが高そうです。
テクニカルにはユーロドルは上下を1.2040付近の21日線と、1.1842レベルの200日線に挟まれこちらも方向性の出にくい位置にあり、しばらくは両移動平均線に挟まれてのもみあいが継続しそうです。
序盤の欧州主要株価指数は概ね堅調推移。今晩この後は21:30にNY連銀製造業景況指数の発表があります。
ユーロドル日足
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