ニュージーランドドル週報(2021年3月第2週)

NZドルはリスクオンの動きが再び強まる中で、対米ドル、対円でジリ高の展開となっています。

ニュージーランドドル週報(2021年3月第2週)

NZ/円、“NZ強気”を維持。79円台を回復すれば一段の上昇へ。

今週はNZ独自の注目材料はなく、アメリカ経済の先行きに対する楽観的な見方が一段と強まり、ドル高、円全面安の流れが継続しています。また今週はバイデン政権による1.9兆ドル規模にのぼる大型追加経済対策が成立し、家計、雇用市場を強力に下支えする政策となっています。同時にワクチン接種も急速に進んでおり、米国民を最優先とすることを言明しており、コロナ後の経済の全面再開とこれに伴う景気拡大を視野に入れた動きとなっています。NZドルはリスクオンの動きが再び強まる中で、対米ドル、対円でジリ高の展開となっています。

チャートを見ると、日足は昨年10月に付けた68.87を基点として下値を切り上げる流れを維持しています。また、2/25に付けた79.21を直近高値として上値を切り下げて来た流れからも若干上抜けた位置に戻しており、調整的な下げが一巡した可能性が点灯しています。日足が78.80超えで終えるか79.10-20の抵抗をクリアした場合は、短期トレンドを再び“NZ強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなります。短期トレンドは77円割れで越週するか、76.70-80の抵抗を下抜けて終えない限り、大きく変化しません。日足の上値抵抗は78.70-80,79.10-20,79.60-70に、下値抵抗は78.00-10,77.50-60,77.20-30にあります。21日、120日、200日移動平均線は77.23,73.35,72.05に位置しており、短・中期トレンドは“NZ強気”の流れを変えていません。

一方直近の週足は、小陽線で終え上値余地を探る動きに繋げています。急伸にも繋がっていませんが、下値を着実に切り上げる流れを維持しており、週足の形状も強い状態にあります。直近高値79.21を上抜けきれていませんが、昨年10月に付けた68.87を基点として下値を切り上げる流れには変化が認められず、この週足の下値抵抗が77.10-20にあることから、77円割れで終えない限り、下値余地も限られ易く、一段の上昇に繋がる可能性が高い状態です。週足の上値抵抗は79.00-10、79.60-70に、下値抵抗は77.60-70,77.10-20にあります。31週、62週移動平均線は72.81と70.47に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。

NZ/円、“NZ強気”を維持。79円台を回復すれば一段の上昇へ。

3/12現在、31週移動平均線は72.81に62週線は70.47にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れにある。

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