米1月小売売上高予想
(日本時間2021年2月17日22時半発表予定)
いよいよ本日は米国の1月小売売上高が発表されます。2021年最初の数値となり、今年のGDPを占う数値になります。株式市場は既に今年末に向けての米国経済復活期待の相場付きになっていますが、今後数ヶ月の指標でそれを裏付けるのか注目されます。
(今回予想2021年2月17日9時00分現在)
前回12月の米国小売売上高は全体、及び除く自動車共に予想を大きく下回りました。11月も予想を下回っていたので、2020年第4四半期は芳しい数値ではありませんでした。今回1月は前月からの反動となりそうですが、下図を見ても前月比+1.1%を実数に当てはめると僅かな伸びになっています。赤い線のコロナ前よりは上回っていますが、昨年9〜10月頃の高値を越えられない状況が3ヶ月続くことになります。
まだ株式市場の地合いの強いので、今日の指標は予想を超える数値が出ると好感されそうです。
実数値ベース
(青の矢印が今回予想値。赤い線は2020年1月高値を基準)
因みにアトランタ連銀GDPナウは2021年第1四半期で、前期比年率+4.5%(2月10日現在)になっており、2月5日の+4.6%より小幅に減少しています。今日17日に改定値が発表されます。
昨日のNY連銀製造業景況指数で添付した日足チャートでは105円70銭の抵抗線を越えて、昨日のNY高値を含めて、次の106円20銭をトライしているのが現状です。まだドルの地合いは強く、かつ円全面安ですので、上値余地を探る展開は変わっていません。
下図はドル円週足チャートです。A(=103円80銭)とB(=101円)のフォーメーションを上抜いてから、起点のBまで上昇しました。目先はC(=106円60銭)があり、この抵抗線をこなせばD(=107円30銭)が上値目途になります。週足ですので、今週末終値での各抵抗線の抜けが必要になります。上ヒゲ作ると上げ一服となる可能性が出てきます。尚、今回のドル上げサポートはE(=104円70銭)になります。
(2021年2月17日10:30、1ドル=106円10銭)
オーダー/ポジション状況
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