A$シカゴポジション(2021年1月26日現在)

シカゴはまだ相場観を持っていないようです。ほとんどスクエアとなりました。

A$シカゴポジション(2021年1月26日現在)

シカゴポジション(CME)267

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション(CME)267

主要通貨ポジション(単位:枚)(2021年1月26日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

シカゴは、ユーロを除きドルのショートカバーが中心でした。今週は特にドル円のポジションがそうなったのか注目したいと思います。ドル円は先週の締日までが103円台半ばで、ショートカバーしています。その後は3日間で1円以上の円安となっているので、再び売り増したのか、一段とショートカバーしたのかを注目したいと思います。

シカゴはまだ相場観を持っていないようです。ほとんどスクエアとなりました。直近で2万枚以上あったポジションを手仕舞いしてからは早8ヶ月経過し、この間9月に16,000枚程度の豪ドルロング、12月に10,000枚の豪ドルショートを各2週間しただけで、過去のシカゴ数値が残っているここ7〜8年では初めての長い気迷い期間です。本来なら昨年9月時点で、買い下がりし11月初の底値を確認してからのロング積み増しがシカゴの常套手段と思いますが、12月に売り上がったのが敗因の様です。暫く、豪ドル米ドルの相場も方向感を失くした動きになりそうです。先週はロング3,600枚減、ショート500枚増、差し引き4,100枚のロング減、ネットで僅か770枚のロングになりました。

チャートを見ると、10月初底値の緑のサポートラインに沿って小幅の豪ドル高になり、4,000枚のロングを利確したようです。明日の締日にはこのサポートが0.7790付近まで上がるので、このままのスポットでは下抜けとなり、上昇ウェッジのサポートライン0.7600辺りまでの下押しになりそうです。赤い横サポートが0.7370付近ですので、ここまでの買い下がりは難しく、明日の締日もポジションの大きな変化は期待し難いと思います。

さて、実際の相場は豪ドル高トレンドラインが今週0.7750〜0.7940になっているので、先週27日にサポート切れとなりました。短期的に豪ドルの下押し局面にきています。年初高値の抵抗線が0.7770にあり、0.7750〜70ゾーンを越えて終わらない限り、下値リスクを残します。サポートとしては0.7590、0.7550、0.7460に順にあります。現状ではどこまで下押しするか注目します。そして押した場合にシカゴがポジションをどちらに積み上げていくのか、次の数ヶ月のトレンド作りを確認します。尚、0.7770越えて終わった場合は0.7820〜30、0.7890の順に抵抗線が控えています。

シカゴポジション(CME)267 2枚目の画像

(1豪ドル=0.7652米ドル、2月1日14:00)

オーダー/ポジション状況

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